加害者との対面
一般病棟に移ったオットに、加害者のかたが謝罪に来ました。
オットとの対面は初めてです。
深々と頭を下げる加害者に向かってオットは
「勇気を出して来てくれたんだね。どうもありがとう」
たったそれだけしか言いませんでした。
ムスメは「どうしてそんなに優しいの?」と涙をポロポロ流しながら
オットの手を握りしめていました。
私はとても複雑な心境でした。
自分だったら、こんなめに遭わせた本人に、とてもじゃないけど
このような言葉は言えません。
だけど今日のオットの態度には私もムスメも
いろんなことを考えさせられ教わった気がします。
人間的に浅い私にはそれをどう表現したら良いのか
わからなくて情けないのですが・・・。
まだ幼さの残る加害者の横顔をつたう一筋の涙。
オットの言葉が彼の心に何かしらのカタチで響いたようでした。
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