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2008年4月10日 (木)

一気に読み終えました!

0408

『夢をかなえるゾウ』 水野敬也  飛鳥新社

この本はいろんなメディアでも紹介されていますし

書店の目立つ場所に置かれているので

読まれた方も多いかと思います。




いわゆる自己啓発系の書籍というものは

作者がやけにハイテンションだったりして

読んでいる最中はこちらの気も高揚するのですが

読み終えて暫らく経つと何も自分に残ってなかったり

かと思えばやけに上から目線で書かれていたりするものは

読みながらもどこか拒否反応を起こしてしまい

奮い起こす気力もわかずに結局自分に何も残せなくて

そんな印象を抱いていたのですが

この変なゾウと、どこにでもいそうな平凡なサラリーマンが

何を教えてくれるのか興味を抱き、読み始めました。



私は本を読むのは好きですが、こんなに一気に読んだのは

何年ぶりかしら?と思えるほど夢中で読み終えてしまいました。

ガネーシャという変なゾウが関西弁だったのがいいですね。

これが標準語だったらベストセラーまでいかなかったかも。

このガネーシャがテンション高くて、思いっきり上から目線で

しかも煩悩の固まりのくせに神様で、こじつけですら説得力あって・・・。

「へんなヤツ~」と思いながらも次に何をやらかすのか

気になって仕方がない。



文章は具体的に表現されていて話が無理なく進むのでわかりやすく

あんまり難しいこと考えなくて済むのでスイスイ読めてしまいます。

万人にわかりやすく表現するって実はすごく頭を使うことですよね。

ガネーシャとサラリーマンの「僕」が会話している部屋の情景なども

鮮明にイメージが浮かんでくるし、なんてことない会話の描写にも

手抜きなしで丁寧に描かれていて

「この作者ってスゴイかも!」と感じました。

個人的には歴史に残る偉大な偉人達を

「この子」と表現していたところが気に入っています。




いろんな啓発本から抜粋されている個所もあり

(最後に抜粋本が紹介されています)

たくさんの偉人のエピソードなども織り交ぜられているので

これ1冊読めばマメ知識が増えるようなお得感もありました。

読み終えた時には「大きな楽しみをひとつ失ってしまった」

そんな焦燥感すら覚えてしまうほどでした。


ガネーシャから教わった宿題を「やらなきゃ、あいつうるさいし・・・」と

苦笑いしながらも実行してる人、多いかもしれません。

そしたら世の中が少しかわるかもしれないです。


たくさんの啓発本が出版されている中で

どこにでもいそうな人物と、どこにもいなさそうな人物が織り成す

小説として描こうとした目新しい着眼点が面白かったです。


読み終えた焦燥感を埋めるように今度は別の小説を

amazonで注文してしまいました。(笑)

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