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2008年12月16日 (火)

あっぱれ!大分

解雇者に家賃補助  大分県「国待てない」  企業へ助成

「雇い止め」や解雇で、社員寮や社宅などの住居を失う非正規社員が
相次いでいる問題で大分県は15日、契約打ち切り後も寮や社宅を無償で
提供する企業に家賃を補助することを決めた。
一室当たり月額4万円が上限。


支援対象者を約650人と見込み、総額約4千万円を確保する予定だ。
16日、補正予算の追加案として県議会に提案する。


国も企業側に家賃を助成する方針を固めているが、県雇用・人材育成課は
「国の対策がいつ始まるか分からず、待っていられない。
失業した人達の住宅への不安をいちはやく解消したかった」
としている。


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16日朝日新聞夕刊からの抜粋です。

派遣切りや突然の解雇などのニュースには心底胸が痛みますが

今日のこの記事を読んで少しだけですが嬉しく思いました。

この師走の寒い時期に住むところも仕事も失ってしまう人達が

やり切れない思いを抱えて現実と闘っています。

ちょっと前までは新卒者の憧れであったの企業ですら

正社員を非情に扱い解雇へと促す事実に落胆しています。


会社が守るべき人達が路頭に迷い政府がもたもたしている間に

「待ってらんない!」とばかりに、いち早く誘致に動いた

大分県はアッパレです。

期間従業員や派遣社員がたくさん解雇されたキャノン工場がある

大分県杵築市では失業者を市の臨時職員として

期間限定ではありますが採用することを決めました。




それなのに政府は年明けの第二次補正予算案を提出するまでは

動けないですと?一刻を争うような非常事態だというのに?

与党と野党がお互いの批判ばかりしていないで

一丸となってこの危機を真剣に、そして早急に対処するべきだと

切に思うのです。

すっかり宙に浮いてしまった定額給付金にあてる予算を

急場しのぎにでも使うわけにはいかないのかしら?

そっちのほうがよっぽど有意義に思えるのですが・・・。




座り心地の良さそうな椅子に座って

あーだこーだと屁理屈こねてる政治家と

すぐに行動に移した大分県と

どちらの方が親身なのかは

火を見るよりも明らかです。

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