« 名前も知らないだれかのために | トップページ | フレーズダンジュ »

2008年12月10日 (水)

自己嫌悪

「来年もよろしくね」と忘年会代わりの意味合いもあるのでしょうか

今年もわずかになると、不思議にママ友とランチをする機会が増えます。

日々、気ぜわしいせいか、お喋りしながら束の間の休息に浸れば

ストレスも解消し、年末に向けての忙しい日々も乗り越えられそうです。

子供が小さい頃からのお付き合いですが話題の内容も変化してきました。

以前はもっぱら子供の学校や教育についてが話題の中心だったのに

最近は自分達へと話がシフトしつつあります。

子育てが終わった今後の自分達について語るわけです。





私の友人で主婦だった方々がいま続々と起業家になっています。

「おうちサロン」のような主婦の延長線上で出来る形ではなく

ちゃんと株式会社を設立して経営者として従業員も雇っての起業です。

同じように主婦として家事をして、同じように子育てもしていた人達が

子供が手を離れた頃に社会的立場を立派に確立しているなんて

本当に凄いこと。心の底から尊敬してしまいます。

と、同時に

「私は今までなにボンヤリと生きてきたんだろう・・・。」

と、自己嫌悪の嵐。

子育てが終わったらなんにもなくなっちゃった自分が

とても薄っぺらで無能でとりえの無い人間に思えてしまって

そんな凹んだ話を友人にタラタラと聞いてもらいました。




自営業経験者の友人は

「そりゃあ家庭も子供も仕事もこなしている女性は

ハタから見たら輝いて見えるけど現実は家に帰れば

会話するのも鬱陶しいほど疲れてしまう日が週に何日もあるし

眠いのに夜を徹して持ち帰った仕事をして

寝不足で肌の調子が悪くなってもエステに行く時間はおろか

お肌に合う美容液を探すのさえままならないんだよ。

御夕飯の買い物だって駆け足でして

ひと息つく間もなくチャッチャと作って

まさに時間との戦いなのよ。

時間に追われるのが苦手なアナタにそれができるかな?」



いえ、できません。 (TT▽TT)




だからこそ「すごい!」って尊敬してしまうのです。

その「すごくなっちゃった人達」が身近の存在だったりしたから

「いったい私は・・・」と自己嫌悪に陥ったわけなのです。

社会に自分の居場所が欲しいと思いながらも

なんだかんだ自分に言い訳して動かずにいたけれど

来年は動いてみようと思っています。

今日一緒だった友人も

「私は営業力には自信があるからなにかの時には協力するわよ」

と言ってくれましたし。

そういったアピールできる自信を持っている人って羨ましい。

と思ってしまうこと自体、そうとう自分に自信を無くしている証拠。

今年はダラ~リと過ごしてしまったので

来年はもっと自分に『喝』を入れなくては!

|

« 名前も知らないだれかのために | トップページ | フレーズダンジュ »