HACHI
私の中で1番泣けた映画ベスト1が『ハチ公物語』でした。
映画館で観た時は酸欠になりそうなぐらい泣きました。
その後、ビデオを何度かレンタルしましたが何度観ても
「またここで泣いちゃったよ」と、同じところで涙がこぼれてしまいます。
そのハリウッド版がどのように描かれているのか興味津々で
しかも主演がリチャード・ギアということで、かなり楽しみにしていました
絶対に泣けちゃうだろうからタオルハンカチ2枚用意して行ってきましたよ~♪
本当は字幕版が良かったのですが時間の都合で吹き替え版で観ることに。
これは失敗だったかも。
主演の2人がナゼか棒読み?
熟練した声優さんに吹き替えしてほしかったなぁ。。。
まあ、それはさておき、HACHIの可愛いこと!
子犬の頃のしぐさや表情は犬を飼っている人だったら
「うちの子もやるやる!」って共感できるものばかり。
でも、ストーリーは「ハチ公物語」の方が丁寧だし切なかった。
それと比べてしまうと「HACHI」は大雑把な印象を受けましたが
HACHIの名演技のおかげで、しっかり泣けました!
一家の主を失えば生活が一変するのは犬だって同じこと。
帰って来ないご主人を駅で待っているHACHIの姿には胸が痛みますが
周囲で見守る人達が暖かく描かれていたのでホッとしました。
そして最期が訪れた時のHACHIの表情は穏やかで満足げで
「大好きなご主人に、やっと会える」と言っているように見えました。
吹雪の舞う日も太陽が照りつける日も大好きな人を
ひたすらに待っていた犬が本当にいたという実話だからこそ
こんなにも涙を誘うのでしょうね。
吹き替えや手抜きのCGに少々幻滅はしたものの
リチャード・ギアの優しい眼差しと
それに応えるHACHIのつぶらな瞳は
理屈抜きで感動しました。
映画が終わり、青山テルマちゃんの「忘れないよ」が流れたのですが
歌詞がそのままHACHIの心の叫びのように感じてしまい、また涙。
忘れないよ 忘れないよ
だから今日もあの日のように
待ってるよ 待ってるよ
寂しいけど大丈夫
「おかえり」って包んでくれた
暖ったかい胸の鼓動が聞こえそうで・・・Missing
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