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2010年7月10日 (土)

母と2人きりの北海道へ

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7月に入り梅雨らしい日が続いていますが
梅雨とは無縁の北海道へ母と2人で行って来ました。
私も母も、このトシになるまで行ったことがなかったのが北海道。
1度は行ってみたかった北の大地に
とうとう足跡を残しました!airplane



まず、花の好きな母に見てほしかたのが一面のラベンダー畑。
新千歳空港に到着して富良野に向かい
ファーム富田のラベンダーの香りに癒され
新富良野プリンスで「風のガーデン」や「ニングルテラス」を散策し
美しい丘が広がる美瑛を観光バスはひたすら走ります。


初日は札幌に宿泊したので夜のススキノを歩きたかったのだけど
なんせ朝が早かったのでホテルから1歩も出ることなく早々に寝てしまいました。



日にちが変わって、昼間の札幌を観光し、お次は小樽へ。
「オルゴールの館」で和服を着たうさぎのオルゴールを買ってもらいました。
曲は「七つの子」。
この歌はムスメが赤ちゃんの頃に子守唄として歌っていた
とても思い入れのある曲です。



大好きなガラス細工のお店も、ゆっくり見たかったな。
小樽での自由時間が全然足りなくて心残りでした。weep


またまた観光バスに乗り、ニセコや洞爺湖、支笏湖、昭和新山などを巡り
夜は有名な函館の夜景を見て感動!shineshine


函館では朝市で海鮮丼を食べ、駒ケ岳や大沼公園で幻想的な景色に出会い
トラピスチヌ修道院や赤レンガ倉庫街のベイエリアや元町を散策し
五稜郭タワーに登り、遠くに竜飛岬や津軽海峡を眺めながら
石川さゆりの気分に浸りました。karaoke




私が抱いた北海道の印象は、広い!そして美味しい!です。



添乗員さんが「ここの○○は美味しいですよ」と教えてくれた食べ物が
ハズすことなく全てが実に美味しかったので
旅先では便秘になってしまう体質を無視して
たーくさんお腹に詰め込んでしまい帰る頃には
妊娠7カ月ほどの見事なお腹を抱え、羽田に戻ってきました。coldsweats01


駆け足での観光になりましたが
ツアーでご一緒だった方々がみなさん良い方だったのと
高齢の母が最後まで元気だったおかげで
楽しい思い出をつくる事ができました。confident

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この旅行は、母へのプレゼントでした。
今まで散々、心配や苦労をかけてきたのに
考えてみたら少しも親孝行してなかったので
喜んでもらえたら・・・と思い連れて行きました。


膝や腰が弱く長時間の飛行機や歩く距離が長いと
負担がかかってしまうのでツアー選びに悩みましたが
悩んだかいもあり元気に全てを回る事ができました。

2人きりで旅行に行くのなんて何十年かぶりです。
今回の旅行で母には確実に老いが迫っているのを感じ
切ない気持ちにもなりました。


親不孝をすればするほど人生での後悔は大きくなると誰かが言っていたけど
年齢を重ねるごとに、身にしみて感じています。


嫁いびりがハンパじゃないお姑さんを母は何年も自宅介護して
文句も言わず最期まで、かいがいしくお世話をしていました。
超がつくほど我慢強くて、気持ちはいつも前向きだった母の人生は
常に家族の為に尽くし、自分の事など後回しでした。


やりたい事もできずに我慢ばかりの母の生き方を目の当たりにし
若くて傲慢だった私はひどいことを言いました。



「お母さんのようなつまらない人生は絶対にごめんだ!」と。




生き方全てをも否定するひどい言葉を投げつけてしまったのです。


親が望む就職先と私がやりたい仕事が平行線をたどり
全く交わらず苛立ちを覚え、つい口にしてしまったのですが
その時の母のなんとも言えない寂しげな表情は
脳裏に焼き付いたまま消そうと思っても消えません。
あの時の私の言葉は確実に母を傷つけました。

自分のやりたい事しか見えていなかった我が儘な小娘が
自分をおさえて生きてきた母親に向かって
よくぞ言えたものだと愚かだった自分に腹が立ってしまいます。

母の事が大好きだった父が亡くなった頃も
私は自分の事で精いっぱいだったのでいたわる事もろくにせず
ずいぶん寂しい思いをさせてしまったと後悔しています。

そんな傲慢極まりない娘だった私ですが今は心から感謝しているという気持ちを
この旅行でちゃんと言葉にして伝える良い機会だと思ったのですが
本当に情けないことに言おうとすると目頭が熱くなってしまって
たったひと言「ありがとう」と言うのがやっとでした。

母からしてみたら何に対しての「ありがとう」なのか
全くわかっていなかったと思います。
あんなに一緒の時間を過ごしてきたのに
伝える機会はいくらでもあったというのに・・・。




いくら家族といえども言葉にしなければ伝わらないのに
感謝の気持ちすら伝える事ができない自分の未熟さには
ほとほと嫌気がさしました。

母はパソコンもできないので、このブログを見ることもありません。
召されるまでには、ちゃんと伝えておかないと
私は大きな後悔を残したままになってしまいます。




「どうやって伝えようか?」

旅行から帰ってきた私は、ラベンダー畑で微笑む母の写真を眺めながら
そんな事ばかりを考えてしまうのでした。









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