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2011年7月 3日 (日)

再びの東松島

7月最初の週末は再びの東松島でボランティア活動をしてきました。
ムスメも一緒です。だいじょうぶかしらん?
今回は、うちみたいに親子参加が多かったです。
あとはご夫婦でとか、カップルでとか。
最も親しいところからボランティアの輪が広がっているのを感じます。

東北自動車道のサービスエリアは相変わらずボランティアバスだらけ。
ありとあらゆる地域から集まった有志達を乗せて被災地へと向かいます。



車窓から見て感じたのは、前回来た時よりも屋根にブルーシートを貼った家が
とても増えていたことでした。
梅雨に入り雨漏りも深刻な問題だと聞いています。
屋根を直す業者さんも依頼の多さに追いつかないほどだそうです。
これから台風の季節がやってくるので心配です。

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7月2日は各地域から400名ものボランティアが東松島へ
お手伝いに集まったそうです。
企業の団体さん達のバスは社員旅行のように和気あいあいとした
楽しそうなムードがただよっていました。
九州の福岡から来た方達にも遭遇しました。
あんなに遠くからすごいです。
心なしか後光が射していました。shine





この日行った作業は側溝の中にたまったヘドロのかき出しでした。
そもそも水はけを良くするための側溝にヘドロがたまってしまったので
雨が降ると汚水が噴出してしまい悪臭や変な虫がわいてきたり
衛生面にも影響が出てしまいます。
側溝と言うのは、ずっと繋がっているのでたくさんの人手と時間を必要とします。
多分、この日に集まった400名のボランティアさん達のほとんどが
この作業をされたのだと思います。

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側溝のコンクリートのフタを1枚1枚はがして
中のヘドロをスコップですくい土のう袋に詰めていきます。
その作業をひたすら繰り返します。

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この日は朝の8時から作業を始めましたが
各お宅から住民の方が出てきて一緒に作業を致しました。
週末なのに、朝からボランティアが作業しているので
ゆっくり休めないのではと恐縮していましたが
みなさんニコニコと本当に温かく歓迎して頂きました。

いろいろとお話を聞く機会もありました。
地震の当日は家に入ってきた津波の海水が引かず
テーブルの上で家族全員+ワンコ2匹で一晩過ごしたのは
海からものすごく離れた住宅地にお住まいの方でした。
海からこんなに離れた所まで津波が来るなんて信じられないほどの距離なのに
大人の首あたりまで海水が来ただなんて・・・。

その津波は目に見えない場所にも多大な被害を残していきました。
それが側溝や家屋の下にたまったヘドロです。
前回来た時にヘドロの臭いは全くしなかったのですが
時間とともに悪臭に変わるのか、今回はにおいがに気なりました。
住んでいる方々の悩みの種になっていました。
夏になると、においも強くなってきますし、台風などの雨で
あふれてしまう危険もあります。
早く処理して快適に過ごしていただきたい。
そんな気持ちが強くなってきます。

と、同時に暑さも強くなってきました。
ドロ作業用の上下ビニール製の作業着を着ていると
暑くて暑くてたまりません。
ひんやりマフラーも冷却スプレーも、すぐに効果が失せてしまいます。
しかも宮城入りする頃から、まさかの腹痛がに見舞われてしまい
変な汗もかいて万全の体調とは言えませんでしたが
せっかく行ったのだからと頑張ってしまいました。

最初に「今日の目標はここまでです」と遥か彼方の場所を示されて
「うひゃーっ!できるかなぁ?」と思ったものでしたが
団体でやると驚くほど大きな作業ができてしまうもので
目標を軽くクリアでき、地元の方々にも喜んでもらえて嬉しかったです。




震災後、被害の大きさに対して
自分ができる事が小さすぎて
自己嫌悪に陥りましたが
こうしてボランティアに参加して
みんなでチカラを合わせれば
大きな作業ができてしまう。
そして、ものすごく喜んでいただける。
微力は無力なんかじゃない。
身を持って知ることができました。





今回は休憩時間にワンコと遊んだり
作業中も地元の方々とお話できたり
優しいお心遣いもいただきました。
また、一緒に参加したボランティアの中には
意識の高い方がおおぜいいらっしゃり
本当に有意義な時間を過ごすことができました。


家では何もしないグータラなムスメの生活態度を見るにつけ
「育て方、間違えたかしら?」と思っていましたが
率先してテキパキ働いているのを見て、案外間違えてなかったかもと
安心しました。


作業が終わって地元の子供達と遊んだりもできて
その笑顔を見ていると疲れも癒されました。
怖い思いもたくさんしたのだから
いっぱい楽しい事を経験してほしいな。
帰る時間が近づいて、「もう帰らなくちゃ」と伝えると
「えっ?もう帰っちゃうの?また来てくれる?
今度はいつ来れるの?」
なんて詰め寄られたら、また来たくなってしまうではないですか!heart04

「おみやげ!」にくれた松ぼっくり、大切にするね。












前回に来た時にビルのように高く積まれていた土のう袋や瓦礫の山を
あちこちで見て「危険だなぁ・・」と心配だったのですが撤去されていて
嬉しく思いました。





でも、この景色は変わっていなくて・・・・
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変わったのは草が生えてきたことぐらいでしょうか?





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この景色がきれいになったところを是非見たいです。
何年かかるかわかりませんが、その間に何回来れるのかもわかりませんが
きれいになった景色を見たら感無量で涙が出てしまうかも。

帰りに、名取市の津波の被害に遭われた場所も通りましたが
どこもかしこも果てしなく遠くまで被害が広がっていて愕然としてしまいます。
いつまでかかるのか気が遠くなりそうですが、人の手作業じゃなければ
できない場所、仕事が山のようにあり、ボランティアを絶やさない事が
必要だと痛感しました。

時間を作り、知らない場所で慣れない力仕事をするのは
確かに大変なことですが、被災者の方々の大変さに比べたら
全然たいしたことありません。
行って良かったと必ず思えます。
それだけは自信を持って言えます。

ただ、私は暑さにめっぽう弱くて今回も軽く熱中症になってしまい
真夏は行かない方が身の為だと感じました。
涼しくなった9月頃にまた行きたいと思っています。













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