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2011年9月 1日 (木)

幼い日の憧れ

国立新美術館で開催されているワシントンナショナル・ギャラリーへ
ずっと行きたい行きたいと思いながらも暑い日が続いていたりして
つい先延ばしにしていたら、終了まで残り5日になってしまい
しかも台風が近づいているので、これはまずいとばかりに
時間を作ってそそくさと行ったのでした。

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とても近代的な建築の美術館。
二科展と重なり、中は人が溢れていました。


一人で絵画鑑賞に行くなんて、まるで絵心がある人みたいですが全くありません。
そのうえ芸術の知識も皆無に等しいのです。


実家に世界名画全集というぶ厚い本が全巻ありました。
幼かった頃、ひまでひまで何もする事がない時に
その全集を絵本代わりにパラパラと眺めていました。
一枚の絵に描かれていた少女の着ていた白いワンピースに
目を奪われました。

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エドゥアール・マネ 『鉄道』

ブルーの大きなリボンが印象的な真白いワンピース。
裁縫上手な母に「こういうワンピースを作って!」とお願いしたところ
「ちょうどピアノの発表会に着れるわね」と快諾してくれたので
天井に届く勢いで飛び跳ねて大喜びしたのを覚えています。
(発表会で何の曲を弾いたのかは忘れましたが)


で、出来上がったのはなぜかピンクのリボン。
しかも細めの。crying
私はピンクが大好きだったので、母は気を利かせてくれたのでしょう。
普段なら「こんなのイヤじゃぁぁぁーーーっ!」と泣きわめくところでしたが
母の気持ちと労力を思うと、とてもできませんでした。weep
絵の中のワンピースは現実化することなく憧れのままになってしまいました。

そんないきさつがあったので、この絵は特別に記憶に残っていて
ぜひとも実際に見たかったのでした。
幼いころ憧れていたワンピースは今見てもやっぱり可愛いlovely
日本が明治の頃にフランスの女性は、こんなにお洒落だったのですね。
よく見るとリボンは大きなギンガムチェックだったようです。


他にもモネやゴッホやセザンヌやルノワールetc..
などのそうそうたる巨匠達の傑作を目にすることができ
わからないなりにも、ひじょーに豊かな時間を過ごすことができました。









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