母の好きな色
今さらですが先週末に東京ビッグサイトで開催された
フラワードリーム2013の事を書きます。
フラワードリーム主催のプリザーブドフラワーコンテスト・ブーケ部門で入選し
大きなイベントで展示する機会を与えていただき当日を楽しみにしていた私。
そして開催日の朝、自分の作品をビッグサイトに搬入したのですが
他の方々の作品があまりにも素晴らし過ぎて衝撃を受けました。
作り込みの細やかさや丁寧さ、バランスの良さ 美しさ。
全てにおいて完成度の高い作品ばかりで自分の作品を同じ場所に並べるのが
申し訳ないほどレベルが高く、すっかり落ち込んでしまった私でした。(´・ω・`)
今の場所に甘んじ、前に進む努力を怠っていた自分に喝を入れられた気分です。
そこに気がつけただけでも参加した意義があったのかもしれません。
ものすごく勉強になりましたし、もっともっと勉強しなきゃいけないと痛感しました。
初参加で感じた負の思いをバネに次のコンテストにつなげていけたらと思っています。
しかしながら、今回の作品にはかなりの想い入れがありました。
コンテストのテーマが「感謝! ありがとうをあなたへ」
感謝すべき人や出来事が今までの人生にはたくさんありましたが
溢れんばかりの感謝の気持ちがありながら未だに伝えられない人がいます。
母です。
たくさんの「ありがとう」と、その何倍もの「ごめんなさい」を伝えたくても
必要以上に照れてしまって何も言えなくて・・・。
それでも言おうとすると涙が出てしまい結局伝えられなくて・・・。
私から母への「ありがとう」と「ごめんなさい」を
ひとつひとつ想い浮かべて造りました。
そうしたら私の人生は「ごめんなさい」が圧倒的に多い事に気がついたのでした。
離れて暮らす母は、何かにつけていろんな物を送ってくれます。
美味しい食べ物だったり洋服だったりムスメへのお小遣いだったり
自分が使ってみて良かった物だったり その他にもいろいろと。etc...etc...
長年続く気遣いを嬉しく受け取っていましたが先日届いた中にはいつもと違って
母が愛用していた指輪やバッグ、真珠のネックレスが入っていました。
このように高齢の母から愛用品を贈られると、人生のエンディングの準備を
しているかのようでとても辛くなります。
もし母が死んでしまったら私は一生立ち直れないだろうな、絶対。
それを言ったら長生きしてくれるかもしれない。
そうだ!今度の母の日はかりゆし58の『アンマー』のCDを贈ろう。
この歌詞だったら私の思いをストレートに伝えてくれるでしょう。
当日はシフォンのヴェールをかぶせ出展致しました。
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